煙草小屋の一日

かずぃの煙草とお酒と映画についてのブログ

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SAMUEL GAWITH Brown NO.4

サミュエル・ガーウィズ ブラウンNO.4

原産国:イギリス   形態:ロープ煙草

内容量:50g

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本日は SAMUEL GAWITH  Brown NO.4です。

パイプ煙草に葉巻がある! と飛びついたのがきっかけで喫うようになりました。

実際はかなり圧縮して煙草葉を巻いてあるので全く空気が通らず、そのまま葉巻のように喫うことはできませんでした。当たり前ですね。切り口を見ればわかることです。

これをどう喫うか。シガーカッターをお持ちの方は古いシガーカッターで削ぎ切りにしてコイン状のものを何枚か作り、お好みでほぐしてパイプに詰めて喫えば良いです。シガーカッターをお持ちでない方は鋏でチョキチョキとリボンカットほどの幅でロープを切っていき、同じくコイン状のものを何枚か作ってパイプに詰めて喫います。

このパイプ煙草、2世紀もの間、作り続けているそうです。古くは航海時代から続く由緒正しい煙草の製法らしいので、この製品がJTの取り扱いから外されたのは悲しいことです。ぜひまた取り扱いを再開してほしい、それだけの魅力がこのパイプ煙草にはあります。

 

1.喫味

着火すると薫じられたような独特な芳香がまず現れます。そして粉様の甘みとやや強めの煙草感。刺激はかなり強く、喉にきます。どんな種類の葉がどれだけ入っているかは浅学にしてわかりませんが、重すぎもせず軽すぎもしない、甘みもほっこりとして丁度良い、例えるならば焼き芋のように安心感のあるパイプ煙草です。これはまさに平日の夜分にふさわしい強さと味わいで、考え事のお供にはもってこい、邪魔する要素が殆どありません。これをつまらないと考えるか否かはその人次第、少なくとも僕はつまらないパイプ煙草だとは感じませんし、多くの人がこのパイプ煙草が欲しくなるシチュエーションを日常で持っているはずと考えます。フレーバーが葉巻に近いといえば近いかもしれません。少なくとも、葉巻の代用として耐え得る品質です。火種は大きめに維持しないとすぐに消えてしまいます。

 

2.総評

昔、葉巻の吸い殻を喫うためにパイプを購入しました。パイプで喫う葉巻の吸い殻は味が全く異なっていたため、すぐにパイプはお役御免になりました。しばらくして、折角パイプを買ったんだからとパイプ煙草を購入して喫い始めました。安い着香ものばかり喫っていたため、その良さは全く分かりませんでした。パイプに独自の世界があるのに気付いたのは、その後いくつかの銘柄を試してパイプに飽きてきたころに出逢ったSAMUEL GAWITH を喫ってからでした。

SAMUEL GAWITH はパイプスモーカーのほとんどすべての趣向に答えてくれるように感じます。値段もお手頃ですし。さすがはイギリスの老舗メーカーといった所でしょうか。今回の Brown NO.4 はまだ地元の煙草屋さんなら普通に取り扱っていることと思います。そんなに人気のあるパイプ煙草ではありませんから。ぜひ手に取って確かめてみてください。その価値のある煙草だと僕は思います。